自分の病気を調べる
コンタクトレンズに関わる病気
メガネをつけずに見えるようになるコンタクトレンズですが、それ自体が病気の原因になることもあります。
- ◆裸眼と比べると涙の蒸発が多くなる
- ◆装用してからの時間とともにコンタクトレンズ自体の含水量が減る
コンタクトレンズ使用中はドライアイになりやすい環境になります。
ドライアイになるとかすみ、めやに、ごろごろなどの症状が出ます。
コンタクトレンズの上から使えるドライアイの処方薬は数種類ありますので今使っている薬で治らない症状の方はスタッフにお伝えください。
・アレルギー性結膜炎
- ◆コンタクトレンズに付着した汚れに対するアレルギー
- ◆コンタクトレンズの物理的刺激によるアレルギー
アレルギーを抑える処方薬にはコンタクトレンズの上から使えるものもありますので、まずは現在使用中のコンタクトレンズを継続したままアレルギーがコントロールできないかを試します。
同時に花粉やハウスダストなどの原因をなるべく除去します。
原因がわからない場合はアレルギー採血検査で原因を把握して対策を立てられるようにします。
それでも改善がない場合は一度眼鏡にして、コンタクトレンズの上から使えない効果の強い点眼薬で短い期間で治療を行いコンタクトレンズへの早期復帰を目指します。
・角膜炎
コンタクトレンズによる病気の中で最も重篤になる可能性があり、最悪の場合失明することもあります。
角膜(黒目)に傷がつき、細菌などが入り込んで増殖することで強い目の痛み、まぶしさ、かすみ、充血、めやに、なみだなど多くの症状が起こります。
角膜は透明な組織であり血管がないため免疫が弱く、一度感染すると重篤になりやすい性質があります。
小さい傷でも感染のリスクですので、特にコンタクトレンズを使っていて乾きを感じている人は角膜の傷がないかのチェックはしっかり受けることをお勧めします。