自分の病気を調べる
結膜炎(はやり目、細菌性)
結膜炎は感染の原因により大きくウイルス性、細菌性に分けられます。
どちらの場合も充血、めやにが主な症状ですが感染力が全く違うので注意が必要です。
・はやり目(流行性角結膜炎)
非常に感染力の強い結膜炎です。
潜伏期間は5日〜14日。
結膜炎が先に出現し、追って角膜の病変が生じるため、充血やめやにが改善傾向になってすぐに点眼を中止すると黒目に白い斑点状の混濁が出現し痛みが出たり視力が低下することがあるため再診の時期を必ずお伝えします。
免疫が正常な大人でも感染するので、点眼で治療をしながら周りの人にうつさないよう生活上の注意が必要です。
・細菌性結膜炎
人の目は無菌ではなく健康な時でも病原性の弱い常在菌がいます。
いつもは自分の免疫と涙による洗浄効果により菌の量が一定に保たれているので、起きた時目やにが少し出る程度です。
しかし、汚い手で目をこすったり、風邪をひいて免疫が低下しているときはバランスが崩れ菌が増殖して結膜炎を起こします。
感染力は弱いですが抗生剤で菌の量をコントロールする必要があります。