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網膜剥離
目の病気でよく聞く病気の一つに網膜剥離がありますが、網膜剥離になる確率はとても低く10000人に1人と言われています。
典型的な症状は
- ①飛蚊症、が増える
- ②マーブル状の赤もしくは黒い液が見える
などの症状に続いて、
- ③視野の周辺から暗くなったり見えにくくなる
- ④視野の真ん中まで症状が進行すると視力が大きく下がる
の様に進行していきます。
- ①飛蚊症
- 網膜に穴が開いた状態になると、網膜の下の組織の細胞が眼球内に散布されるため黒い点が見えるようになります。
- ②マーブル状の液
- 網膜には血管があります。血管が走行していると部分の網膜に穴が開くと血管が切れて眼球内に出血し、マーブル状の液のように見えます。
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①や②の状態は網膜に穴は空いていますが網膜剥離になっている範囲は極めて狭い状態です。
この状態で発見できれば入院するような手術の必要はなく、網膜の穴が広がらないように穴の周りに10分程度のレーザーで堤防を作ります。(網膜剥離予防)
- ③や④の状態は網膜が広く剥離しており、レーザーでの治療はできない状態です。視野の中心まで網膜剥離が及ぶと手術をしても視力が回復しない場合があります。
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飛蚊症は比較的よくある症状ですが、中には網膜剥離による症状の時もあります。
早めに見つけられれば大がかりな手術に至らないで対応できますので、飛蚊症が気になる時は「眼底検査」を受けることをお勧めします。