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網膜剥離予防レーザー治療
網膜剥離とは網膜に穴が開き、徐々に網膜が剥がれる領域が広がっていく病気です。
網膜剥離は剥がれている領域の大きさによって治療方針が変わります。
・第一段階
網膜に小さな穴が開いた状態(網膜円孔/網膜裂孔)
-症状
飛蚊症
-治療方針
レーザー治療
網膜に開いた穴の周りにレーザーで堤防を作り、穴が広がらないようにします。
この段階で感じる症状は飛蚊症だけです。
・第二段階
網膜の穴の周りが浮いた状態(網膜剥離裂孔)
-症状
飛蚊症
一部視界の違和感を感じることも
-治療方針
レーザー治療
浮いている範囲が大きい場合は手術
網膜の穴が開いてから時間が経つと少しずつ穴の周りが浮いてきます。視野の周辺部に穴がある場合、飛蚊症以外の症状は感じないことも多いです。
・第三段階
網膜が広範囲にはがれている状態(網膜剥離)
-症状
飛蚊症
視野の大部分がぼやける、暗く感じるなど
-治療
手術
視野のぼやけや暗さが中心にまで到達してしまうと手術が成功しても視力が元の状態に戻らない可能性があるためできるだけ早く手術を行う必要があります。
●まとめ
網膜剥離は網膜に開いた小さい穴が原因で起こります。
穴が開いた直後でしたら網膜が剥がれるまえにレーザーで治療を行うことができます。
すべての段階に共通する【飛蚊症】この症状が網膜剥離を早期に発見できる唯一の手掛かりです。
飛蚊症が見えたら早めにご相談ください。