自分の病気を調べる
目が赤い
目が赤くなる症状は大きく分けると
- 1.充血
- 2.出血
に分けられます。
1.充血
目に炎症が起きると血管が拡張して充血します。
炎症の原因は以下のように分類されます。
- ①感染
- ②アレルギー
- ③傷
- ④加齢などその他原因
①感染は感染力の強いウイルス性結膜炎と通常の細菌性結膜炎の鑑別が必要になります。
②アレルギー性結膜炎は花粉のように抗原が飛ぶ時期が限定される季節性アレルギー性結膜炎とハウスダストなど抗原が年間を通して身の回りに存在する慢性アレルギー性結膜炎に分類されます。また、アトピーの人は体質的にアレルギー反応が起こりやすいのでアレルギーの「コントロール」がさらに重要になってきます。
③ドライアイや逆さまつげなど目の表面に傷がつきやすい環境の人は、炎症止めで充血を対症療法的に治すのではなく、傷の原因を治療することで充血を起こさない状態にすることが必要です。
④加齢など病気ではない状態での充血に関しては対症療法的な炎症止めを行う必要があります。
2.出血
白目の表面で内出血すると目が真っ赤になります。痛みなどの自覚症状がなく周りの人に指摘されて気づくことも多いです。
幼稚園児でもなることがあるので、原因がないことも多いですが、
- ・ドライアイ
- ・目のかゆみなど目をこすりやすい状態
など原因があることもあります。
出血自体は自然に吸収されるのを待つしかありませんが、原因がある場合はそれに応じた治療する必要があります。